札幌駅からJRで20分。札幌市街から少し離れたところにある篠路は、田畑や川、公園などが近くにあり、子育て中の家族に人気がある地域です。「子育てしやすい街」と認識されている一方、地域で開催されるイベントが単発なため、継続的なコミュニティづくりに寄与していないという現状もあります。地元のお母さんサークル「カラコロ」には、こんな想いがあります。

“移り住んでくる人が多いため住民同士のつながりが薄く、また、子どもやママが集える場所が少ない。子育て世代が孤立している。3世代の世帯も増え、まちづくりに関わりたい人も増えてきているが、機会がない。”

 篠路中央商店街に目を向けると、店舗が点在して住民からの認知度が低く、多くの地域住民、特に近年移住してきた住民は、商店街以外の場所で集い、買い物を済ませています。お母さん達の声を聞いた篠路中央商店街は、その課題に応え地域全体で子育てを応援する商店街になりたいと、カラコロやコミュニティーセンターとともに何ができるかを模索し始めました。

地域で、ともに子育てをしていきたい

篠路コミュニティーセンター

 田園と玉ねぎ畑が広がっていたこの地域が住宅街へと変化し始めたのは1955年ごろ。同時に商店も増え1960年には現在の商店街振興組合の前身となる篠路中央商工会が設立されました。しかし街の中心だった商店街は、外からの移住者が急速に増える中、徐々に認知度が下がっていきます。現在は商店街主催のお祭りなどさまざまなイベントがあり、多世代の人が集まるものの、住民同士、住民と商店街のつながりを深める機能は果たせていません。地域に増え続ける子育て世代、特に、お母さんのコミュニティを築いているのは「カラコロ」というサークルです。地域の中で、地域の人と一緒に子育てをしていきたいという思いで、12名のお母さんたちが集まり、篠路コミュニティーセンターを拠点に活動しています。彼女たちもまた、より地域や商店街の人と一緒に子育て世代がつながれる場をもちたいと考えていました。住む人の変化とともに、商店街のあり方も変化していく。篠路中央商店街はその過渡期にあるのかもしれません。

子育て世代を応援する商店街
 商店街が子育て世代をどのように応援できるのか。2015年3月15日、カラコロのメンバーや商店街の方、地域の方など27人の方が篠路コミュニティセンターに集まりました。まずは元HTBアナウンサーで現在編成部の佐藤麻美さんから「商店街×子育て」をテーマにお話を伺いました。

「地域×子育て」についての講演。HTB編成部 佐藤真美さん

“商店街を通して、子どもの好奇心のアンテナを広げるきっかけを作り、それが地域活性につながっていけばいいですね。”
 佐藤さん自身の子育て経験から、商店街に応援して欲しいことや、商店街を応援できることのアイデアへと話が広がりました。その後、「商店街に応援してほしいこと」「商店街に応援できること」の2つの問いをグループに分かれて話し合いました。育児中のお母さんたちの声と商店街の課題が一つになり、たくさんのアイデアへと変わっていきます。「育児世代が集う交流スペースをつくる」「子どもの体験や学習の場として商店街と協力できることは何か」など、「子育て世代を応援する篠路中央商店街」を目指した話し合いとなりました。

お母さん・子ども・商店街が集まるお祭りに!
アイデアの中から生まれてきたのは「子ども商店」。商店街の夏祭りに子どもたちが出店し、楽しく学べる職業体験を実施する予定です。またその企画や準備を通じて、親同士・商店街と親のつながりも促します。商店街と親が、一緒に子どもの成長を見守る。商店街はカラコロ、コミュニティセンターと連携して育児環境を整え、子育てしやすい街 篠路をさらに広げる役割を担います。

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