花と緑にあふれ、住みやすさが特徴の新琴似。新琴似駅とポプラ並木の間にある、さまざまなお店が連なる一本の通りが、新琴似六番通り中央商工振興会です。この地域で長年愛されている本屋さん、六番堂書店を経営している秋山忠継さんは、商工振興会の理事長であり「新琴似六番通まちづくりクラブ」のアドバイザーも務めています。秋山さんには、こんな想いがありました。

商店街で書店を経営する秋山忠継さん

"商売を続けられるのは、地域に暮らす方々のおかげ。みなさんに恩返しをしたいと思っています。新琴似には、様々な知恵を持った色々な世代の方がお住まいです。この方達がつながり一緒に地域活動を楽しむことで、より豊かな生活を楽しめるようになる。そんな機会をつくりたいのです。"

これまでの感謝とこれからの未来に向けて。2つの気持ちが原動力となり、商工振興会が動き始めました。

自然とのつながり、人とのつながり
秋山さんが「つながり」にこだわるのには理由があります。1993年に結成された「新琴似六番通まちづくりクラブ」では、緑をまちづくりに活かす活動を進めて来ました。コミュニティガーデンと呼ばれる花壇の整備、地域のシンボルである防風林の緑をまちづくりに活かす取組などを進めています。地道で丁寧な活動により、防風林は「美しい日本の歩きたくなるみち500選」などを受賞しています。

秋山さんは「自宅を花や木で飾ると、近所づきあいが生まれる、ガーデニングが社会参加になる」と語ります。新琴似地区は住宅地としては比較的歴史が浅く、他の地域から移住して来た方が多いため地域に対しての愛着が生まれづらい風土があります。「様々な世代の方が地域活動を通じてつながり合い、知恵と力を合わせてより良いまちにしていく、そんな活動をこれからも継続し、発展させていきたい。」という想いが秋山さんを中心とした商工振興会の役員の方達に芽生えていきました。

魅力あふれる新しいお祭りを求めて
人と人とがつながり合うきっかけをどうつくるか。商工振興会が考えたのは「新しいお祭り」でした。2015年3月8日、六番通りならではのお祭りについて話し合うため、商工振興会・町内会・そして地域の内外から33人が新琴似北会館に集まりました。会の冒頭、進行役の高田豊さんは語ります。

進行役 高田豊さん

“今日のテーマは「つなぐ」です。「音」「絵」「言葉」。この三つを大切にしながら、自分の意見をたくさん話し、相手の話もしっかり聴くことを心がけてください。この会場がつながれば、きっと色々なアイデアが生まれるはずです。”

全員が太鼓や鈴を手に、一つの音楽を作り出すドラムサークルで盛り上がったあとは、テーブルに広がる模造紙に「新琴似といえば?」というお題で絵を描きます。最後には「どんな人と、どんなお祭りでつながりたいか」という話し合いへ。綱引き大会やスタンプラリー、ネイチャーガイドなど、お父さんが先頭にたって活躍できるアイデアも多くあがりました。

全てを「つなぐ」、大切な場所とは
ワークショップを通じて見えてきたキーワードは、新琴似と切り離すことができない「防風林」でした。「防風林で○○をする」「防風林を活用できるようなお祭り」など、場所にこだわる意見が多く見られたのです。自然を感じながら身体を動かすお祭りなら、子供も大人も、世代を超えて誰もが楽しめる。そんなアイデアを元に、地域のお父さんと一緒に計画が進みます。
防風林という地域資源を活かして、環境教育の視点を取り入れながら、住民をまちづくりに巻き込んでいく。商工振興会が新しく、大きな「つながり」を生み出そうとしています。

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