市電の通る街、行啓通商店街。大正時代から続く長い歴史があり、市民に親しまれてきたこの商店街も、近年は店舗が減り、地域との関係性が薄れてきています。地域住民に親しんでもらえるような商店街づくりを実現するために、商店街の理事長 藤井礼子さんはこう語ります。

行啓通商店街振興組合理事長 藤井礼子さん

”昨年は「行啓通マルシェ」や「秋の収穫祭」を実現するなど、さまざまなことにチャレンジしてきました。イベントにはたくさんの人に来場してもらい盛況でしたが、今年は運営や企画も、地域の人と一緒に考えたいと思います。”

商店街では、他にもいろいろな事業を展開しているものの、商店街の認知度向上や地域の人に親しみを持ってもらうというところまでは、つながっていないという現状もあります。

地域の人と一緒に「行啓マルシェ」

 昨年、行啓通商店街では「行啓通マルシェ」や山鼻小学校とのワークショップ、秋の収穫祭、商店主が講師として学ぶ場をつくる「マチゼミ」などさまざまなイベントを開催しました。中でももっとも注目を集めた「行啓通マルシェ」。駐車場を貸し切って開催されたこのマルシェには、オープン前から行列ができるほどの集客を果たしました。山鼻小学校とのまちづくりワークショップでは「食育」をテーマに会を重ね、小学生がお弁当レシピを考案。それを実際に「行啓通マルシェ」で販売するという流れをつくりました。企画運営に携わった方からは「学校祭のようで楽しかった」「何ヶ月も前から企画を立て、話し合い、ようやく開催できてよかった」などの声が集まっています。


「行啓マルシェ」を振り返って
 より地域との関わりを強くするために「行啓マルシェ」をどのように発展させられるのか、商店街と地域はどのように連携ができるのか。2015年2月24日、商店街の人や地域の人を中心に、25人が集まり、商店街みらい会議が開催されました。進行役の丸山宏昌さんは、会の冒頭にこのように投げかけました。

進行役 丸山宏昌さん

 “まずは、大きなチャレンジとなった昨年の活動を丁寧に振り返るところから始めましょう。商店街の活動をより地域の方と一緒にどんなことができるのか、ここにいる全員で考えて、アイデアを集めていきたいと思います” ワークショップでは「秋の収穫祭、行啓マルシェで印象に残っていることは?」「地域の人とマルシェをもっと盛り上げるには何が大切か」について、グループに分かれて話していきました。イベント当日の様子を思い出しながら、行啓通という場をどんな風に活用できるか、商店街のあり方について考えるなど、対話は広がりと深まりをみせました。自分たちが思う、理想とする商店街と向き合い、その価値を見直すとても良い機会になりました。


マルシェを通じて仲間を増やす
 より親しみを持ってもらえる商店街になるためには、どうしたらいいか。次回のマルシェでは、単にイベントに人を集めるだけではなく、商店街の活動をより地域に知ってもらうために、地域住民に企画・運営にも携わってもらうようにします。山鼻小学校の小学生や、地域で活動しているお母さんが商店街と連携して出店をします。また、一般参加も出店できる機会を作り、一緒に活動する仲間を増やしていく予定です。昨年以上に、企画実行のプロセスに多くの地域住民が参加する、地域参加型マルシェが生まれます。商店街はマルシェを通じて、地域住民のつながりをより深くするためのチャレンジを始めようとしています。

戻る

お問い合わせ
(株)アムリプラザ
Tell 011-219-1833 (担当:丸山)
maruyama@amri-plaza.com

Copyright c Amri-Plaza 2015