地下鉄麻生駅のすぐそばにある、あさぶ商店街が運営する麻生キッチン「りあん」。ここは、商店街と大学生が連携し、栄養バランスのとれた「豊かな食」を提供する場所として地域の人達が集まっています。開店して3年、広報活動の成果もあり、多くのお客さんが集まる一方、ある想いがありました。

“今のお客さんはもちろん大切だけれど、もっと色々な世代に、色々な立場の人に「豊かな食」を届けるにはどうすればよいのだろう?

より地域に密着して、多くの人に豊かな食を届けたい。そんな思いを胸に、今回のみらい会議は始まりました。

商店街の取り組み
 「りあん」は、地域の大学生が商店街コンテストの準グランプリを受賞した案を実現したもので、商店街と大学が協力して行われている新しい取り組みです。地域の人に栄養バランスのとれた食事の提供・ひとり親世帯の支援の空間として利用されています。シェフは日替わりで、料理の提供をしたい人が気軽にお店を開けるところも大きなポイント。その経験の中で、大学生や子育て世代、また高齢者など、ここに足を運びにくい人に向けて、自宅までお弁当を届ける配食サービスをすることができないだろうか?というアイデアが生まれました。 また、地域の人達が集まれるような場所づくりを目指し、商店街・学生・NPO団体・そして住民が協力し合い、食べ物や手作りの雑貨などを販売する「おすそわけマーケット」が行われています。 。

食に対するそれぞれの思い
 2015年3月5日、「地域に豊かな食を届ける」というテーマのもと、地域の配食サービスの必要性を話し合うため、食に関心がある方々が集まりました。会場には託児スペースが設けられ、子どもたちの声が聞こえる中でワークショップは始まりました。会の初めには、進行役の宮本奏さんがこのように語りました。

進行役 宮本奏さん

“麻生の商店街みらい会議のテーマは「食」です。あなたにとっての「豊かな食」とは?そしてそれを住民に届けるには?自分にとって、地域にとっての「食」をここに集まった皆さんで一緒に考えましょう。”

 まずは、NPO法人 高齢社会の食と職を考えるチャンプルーの会 代表の田中幸恵さんから、団体が運営するレストラン・宅配・広場という三つの役割について伺います。その後「あなたにとっての豊かな食」「麻生地区にとっての豊かな食」「その実現のためにできること」という三つのテーマを考えて共有し、いま求められている食のありかたを考えます。配食サービスについては自分で買い物ができる限りは使わない、忙しい時や体調がすぐれない時は頼りたいなど、日常ではなく緊急の時や困っている時に利用したいという意見が多く集まりました。

地域の声をもっと知りたい
 今回のワークショップを経て、麻生の住民が必要としている豊かな食とは「人と人が集まって楽しくおいしく食べること」でした。そこで、次回のおすそわけマーケットを活用し、食を通じて人と人の繋がりができる空間と仕掛けをつくりだします。また、「誰がどんな食を求めているのか」をさらに調査することが大切だと気づきました。今後「りあん」を拠点に、「麻生商店街」「おすそわけマーケット」そして麻生でまちづくりに取り組んでいる「まちづくり咲来(さくら)」が連携してこのテーマを深めていきます。商店街が、高齢者や子どもたちの豊かな食生活に寄与していこうとしています。

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